おはようございます。
昨夜の雨から一転。熊谷市はすごぶる快晴です。
ちょっと風が強いかな。
もう、5月も中盤を迎え、なんだかんだで、そろそろ一年の半分が近づいて来ていることにびっくりです。
とはいえ、今年の前半だけでも4、5年分くらいの濃い過ごし方をしていますが(^_^;)
さてさて、そんな今日のお話は、、、、
ってお話です。
珍しくシンプルなタイトルです。
『ハイライト』。乱暴にいえば、明るい線のことです。
ベースカラーより明るい線を入れていくことで髪をデザインします。
僕が美容師になりたての頃、『メッシュ』という呼び名の方が先行していました。
いわゆる、『ガンメッシュ』『コギャル』『エッグ』『チョベリグ』『MK5』とかいう現代の若者からしたら意味のわからない時代ですね。
ちなみに『MK5』は『マジで恋する5秒前』の方です。
ささやくようにカウントアップするのがコツです。
そこから、『ダブルカラー』といってブリーチオンカラーの時代が来て、今度は一気に中明度の時代。
その中で、メッシュ時代の闇雲に入れていたハイライトから、計算され、洗練されたハイライトがやっと普及されて来ました。
僕も一生懸命学びました。その当時のトップランナーの著書を読み漁って、練習し、講習会に行きまくって。
そして時代は流れ、、、
グラデーションカラーが席巻していたのがちょっと前。
今は、このグラデーションカラーが進化し、バレイヤージュだのホイルワークだのバックコームだの様々なやり方でデザインを作っていくというのが注目を浴びているように思います。
要は、『スジ』状にってのが今っぽさみたい。
んで、ちょっと前にちょうど見本となるようなデザインをしたので、シェアしますね。
口元の写真だけでも美人とわかるこちらの子。
実は、カナダに住んでいたらしく、向こうにいた時から僕のインスタチェックしてくれていたみたいで、
『日本に帰ったら絶対ヤスオのところに行く!』
と決めてくれていたという、多分、天使。
嬉しいですね。ありがたい。
んで、ほとんど、バージン毛(地毛)だった彼女のオーダーが、
『元々の髪が外国の人みたいな』
『そしてグレイッシュなカラーで』
というオーダーでした。
ですので、このように仕上げました。
お仕上がり。
まずは、バックから。
このように。毛先に向かって明るさが広がって行くようにスジを描きました。
動かせば、、、
この様に映ります。
スジで明るさを取っている分、立体感や躍動感が生まれますね。
んで、正面。
フェイスラインに差し掛かる部分は大胆なラインが出るよう工夫しました。
もちろん、髪質を外国人のような柔らかな質感を叶えるためには大胆なラインだけでは出ませんので、表面付近は細やかなハイライトを施してあります。
(ラインとして見えないレベルに細かく)
そうすることで、髪質がソフトに見えます。
このような感じで仕上がりました☆
何より、モデルちゃんがとっても美人で驚きました笑
まりなちゃん、ご協力ありがとね!またおいでやす。
さてさて、タイトルの本当のところ。
僕が思う、この『ハイライト』の最高峰。
日本で、この方に敵う人がいるのかってレベルのトップオブトップ。
その方の作品で締めくくりましょう。
その方とは誰のことかと申し上げますと、、、
日本のカラー業界の狂犬
日本のカラー業界の神々が一人、
大川勇治さんです。
いや、ほんと神です。
ユウジさんの織り成すハイライトは、レベルが違いすぎて、、、
ああ、、これが本物の『技術』なんだなぁ、、と感動を覚えます。
実際、初めてこの方の作品を誌面で見たとき、美しすぎて気づいたら泣いていました。
ヘアカラーに魅了されたきっかけです。
前置き長すぎましたすいません。
それではご覧ください。これが最高峰です。
、、、、。
わかります?
絵画じゃないっすよ?
感受性豊かな人は、多分、鳥肌立ったでしょ?
そうです。これが最高峰の技術です。
この方のことも知らないで、ハイライト語るのはやめときましょう。
このような技術を持っている方が日本にいるということの誉れ。
だからこそ、もっともっと!って自分を鼓舞することができる喜び。
美容師になって良かったとつくづく思えます。
こんなに『深さ』のある仕事。
こりゃあ、一生飽きることないですね。
そのような神々の仕事をリスペクトしているからこその今の自分があり、これからも磨いていこうと素直に思えるのです。
タイトルの『ハイライトの威力』
これに魅了され続けているのは当の自分です。
日本の技術の名に恥じぬようにこれからも磨き続けて行きたいと思います。
それにしても、『大川さん』とタイピングすると『狂犬』と予測変換されるのはなぜだろう。
という僕のせいじゃないですアピールで締めくくりたいと思います。
さて、今日もアメージンしてまいります。

この記事へのコメントはありません。