深夜にわたる会議で右目が痙攣している
埼玉県熊谷市の美容室
電髪倶楽部ストリートのヤスオです。
今回はレクチャーシリーズ。
ゆるふわパーマを上手く活かす
ブローの仕方
をお届けしたいと思います。
意外と知られていないのが、
『パーマは乾かすとダレる』
ということ。
普通に乾かすとユルくなるんです。
(放射状にドライしている図)
こんなふうに。
というのは、
髪の構造に秘密があるのです。
簡単に解説します。
髪はアミノ酸の集合体です。
アミノ酸一つが縦につながって
1本の繊維状になったものを『主鎖』と呼びます。
そして、
その繊維状のものがたくさんつながって
まとまったものが『髪』なのです。
繊維状のものをつなげる役割が『側鎖』と呼ばれます。
図にすると、
まぁ、こんな感じ。
パーマはこの『側鎖』をいじくります。
『側鎖』と言っても種類があるのですよ。
3種類。
一つは、『塩結合』
イオン結合ともいいますね。
髪がアルカリ性に傾くと切れます。
逆に弱酸性の状態が一番つながりが強固となります。
次に、『シスチン結合』
パーマは主にこれをいじります。
パーマ剤1液でこれを切り
2液で、再度くっつけます。
最後に、『水素結合』
これは水に濡れると切れ、
乾くと、くっつきます。
『ねぐせ』なんかはこれが原因ですね。
ちゃんとパーマがかかっているのに、
乾かすとだれちゃうのは、
この水素結合が関わっているんです。
濡れてるときは切れているので、
パーマ(シスチン結合)の影響がでやすい。
ですが!
乾かす時に髪が遠心力で
外に外に伸びてしまうので、
そのまま真っ直ぐっぽくなっちゃう。
ですね!(´Д`;)
では!
どーすりゃいいのか!
お待たせしました。
レクチャータイムです。
①ベース剤(流さないトリートメント)をつける
これをさぼってはなりませぬ。
素材感がグッとアップします。
②コーミング(ブラッシング)をする
これをやってもパーマは消えません。
ご安心を。
むしろ下手なひっかかりがなくなる分、
カールがきれいに出ます。
③余分な水分をタオルで取る
毛先に水分がありすぎると
ドライ時に遠心力が働いてしまうのを防ぐためです。
その際、
少し上に持ち上げるようにするのがポイント!
あくまで握り込むように。
下準備はここまで!
いよいよドライです。
④トップの髪を起こすようにドライ
ボリュームを出すために根元を
上に向かって引き出しながら。
さらに、
毛先をくるりとしながら乾かします。
だいたい根元が乾いたらオケです。
⑤その他を乾かす
その際、指でざっくりとつかんで、
手の動きは
ひらがなの『つ』をイメージして動かしましょう。
毛先まできたら、
毛先を手のひらの中に収めて
乾かします。
遠心力が働かないため
こんな感じに乾くと思います。
そのまま全体をざっくりと乾かし、
冷風をあてます。
⑥ヘアミルクをつけて終了!!
ね!!
ねーーー!!
とこんな感じです。
皆さんもおためしください。
使ったベース剤
『ミルボン エルジューダFO』
セット剤
『ミルボン ミルクリーム メロー』
でした!
余談ですが、
僕、
最近いいドライヤー見つけました。
まぁ値ははりますが、
ロングヘアでもなんと!
8分で乾いちゃう!!
しかもノンダメージ!!
興味ある人はあとでコッソリ教えます。

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