こんにちは。
埼玉県熊谷市の美容師です。
今日も今日とて、ブログ更新できるのは皆様のおかげです。
そしてこの後忙しくなるので、今日もライトに更新。
今日のお題はこちら。
なんとも辛辣なタイトルですけども、、
『美容師が美容師をディスる。』
こんな議題が良くあがりますが、そういう問題じゃない。
美容師をディスるわけじゃなくて、技術において、『ノリでやってる』、『過剰な打ち出しをしている』、『その場しのぎな技術をしている』、、など、そんなことをしている人には気をつけて!っていう内容のことを書きます。
今日のこと。
いつも通り、スキマ時間にツイッターを見ていたら、、
ブリーチ→加温→シャンプー→ブリーチ→加温→シャンプー
のようなブリーチ工程を、
「ガラパゴスブリーチ」と呼ぶことにします。
このガラパゴスブリーチを施した髪の毛では、ブリーチリタッチもシルバーもホワイトも、実現できなくなる可能性が跳ね上がりますもの。#ガラパゴスブリーチダメ— Makoto Iwaya (@hanakensei) February 24, 2019
最近、ブログに登場しまくりのお馴染み、ホイルビルダーことマッスルさんakaまこっさんの一言。
まさに言い得て妙でして。
このようなケースが多いこと多いこと。
だから、『ブリーチ=悪』
みたいなイメージが出来上がったのですけどね。
確かに痛むよ。ブリーチは。
ただ、それは縮毛矯正も然り、パーマも然り。
ちゃんと勉強すればわかること。
ただそれはさ。
お客様じゃなくて美容師側が勉強することじゃない?
でもね、ホント多いんです。残念なことにガラパゴスブリーチする美容師さんが。
今は数の時代。
とにかくそれっぽいスタイルをSNSにあげて、いいね押しまくってフォローしまくって自分の数を増やしてなんぼ。
それは否めないし、僕自身も努力足りないけど、フォロワー増やしていきたいと考えてる。
でもね。色々な美容師さんから相談されたりする中で、よ〜く耳にするのが、
『〇〇さんは、加温して(温めて)回転率を上げていますって言ってましたけどどーなんですか?』
とか、
『3回ブリーチしてから〇〇すると良きです!って書いてありましたけどどーなんですか?』
とかさ。
こんなこと言うとあれだけど、美容師さんですら、ここら辺迷うんだから、美容師ではない一般の人からしたらわからないよね!そんなこと!
今は薬剤の進化もあり、『ケアブリーチ』とか『ノンダメージブリーチ』とか言う言葉が横行してるけどさ。
薬剤にだって限界あります!
全然無理したら切れます。枝毛できます。実証済みです。
だから、気をつけて。
『当店は〇〇を使っているのでノンダメージ!』
とか、謳ってる美容師さんには!
大切なのは、
薬剤じゃなくて方法です。
(薬剤の使用方法も含めてね)
ちょっと前に来てくれた女の子。
この状態。
なんでも、カラーモデルでビシバシやられて、こんな状態になっちゃったんだってさ。
もともと、波状毛も含まれる髪質だけど、、、
この状態になっちゃう子が増えれば増えるほど、ブリーチ悪説が蔓延しちゃう。悲しい。
髪を綺麗にするところ=美容室なのに、、、
この状態から、『コントラストの効いたハイライトカラーをやりたい』とオーダーでした。
うむ。
うむ、、、
やりましょう!
仕上がりがこちら。
適切な処理をし、やり方を工夫し、、、
ちゃんと、ハイライトも入れました。
もちろん温めるなんて悪魔の所業みたいなことはしません。
作業効率、回転率? そんなの自分の技術でカバーです。
それが本当の美容師のあり方です。
継続可能なデザインを作ること。
これからの時代、絶対的に必要なことです。
それをなくして、髪色の自由化した社会なんてありえないと思います。
もちろん数を持っている人の中にもこう言ったことをちゃんとしている人もいると思います。
ただ、インスタでフォロワーが多いからってだけで、判断するのはちょっと怖いです。
やり方にこだわりがあるかどうか、今一度確かめてみてはいかがでしょう。
その際、薬剤の話で終わったら、、、アウト。だと思ってください。
あなたの大切な髪を守るのは、あなた自身です。
美容師はあくまで、サポート。
って言う、真面目なブログでした。
最後までお付き合いいただき有難うございました。

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